SalesforceのWinter ’21でリリースされる7機能をピックアップしてみた

こんにちは。nakochiです。
今日は2020年10月(Winter’21)にリリースされる新機能の中から気になる機能を独断と偏見でピックアップしたので共有します。

Salesforceは1年に3回新機能をリリースしています

Salesforceは年に3回テクノロジーの新機能とアップデートをリリースしています。これは年に3回(Spring、Summer、Winter)行われ、新機能として提供する機能の決定の多くは、お客様からの声としてフィードバックされる「優先順位付けプロセス」に基づいています。この「優先順位付けプロセス」は、お客様自身に実施いただくプロセスで、IdeaExchangeのPrioritizationタブから確認ができます。優先順位を決定する際には期間が設けられており、全世界的にアナウンスがあります。是非その期間に日本のシステム管理者のみなさまもご参加ください!

Winter’21でリリースされる機能

Kanbanで変更した情報を確認可能

UnlimitedEditionのLightningExperienceで商談リスト・ビューとカンバン・ビューでは、テキストの色と矢印によって、過去7日間に変更された金額とクローズ日が示されます。

Kanbanで変更した情報を確認可能に

赤いテキストと矢印は、減少した金額とプッシュされた終了日を示します(1)。緑のテキストと矢印は、増加した金額と引き込まれた日付を示します(2)。矢印にカーソルを合わせると、何が変更されたか、誰が変更したか、いつ変更されたかが表示されます(3)。

アプリケーション内ガイダンスで自由なカスタマイズ

カスタムテーマカラーを使用して、アプリ内ガイダンスを目立たせることができるようになります。

アプリケーションガイダンスでできるようになること

Lightningページ作成画面で、パフォーマンスをチェック

ボタンをクリックするだけで、ページのパフォーマンスとエンドユーザーエクスペリエンスを向上させるためのベストプラクティスを確認することができるようになります。

パフォーマンスを確認する時に、Lightningの問題か、ページの問題かのきり分けで使えそうです。

Lauchpadで効率的に情報にアクセス

重要なページへのショートカットを作成することができます。

設定できるLauchpadは最大で20個です。

オプティマイザで新機能が2つ追加

オプティマイザは、本番環境・Sandbox環境に関わらず実行できるSalesforce組織の『健康診断』です。

例えば、「ストレージの利用率」「項目の利用率」「レポートの利用」「どのくらいユーザーはログインしてるか」「項目は使われているのか」「APIバージョンは何か」など、組織の活用度や状態を見ることができます。さらに、最適化するための推奨事項まで提示してくれるというPDFのレポートです。

Winter’21では2つの機能が追加されました。

  • 実行のスケジュール:オプティマイザーアプリを舞台裏で月に1回自動的に実行するように設定して、時間を節約します。
  • 組織メトリック履歴:アクションが組織のファイルストレージ、静的リソース、およびデータストレージの制限にどのように影響したかについての概要を取得します。

また、組織のセキュリティに関する専門家の推奨事項を評価および提供するのに役立つ7つの新しいメトリックを追加しました。セキュリティ構成のベストプラクティスに従って、Salesforce組織のデータが安全であることを確認します。

  • プロファイルの割り当て
  • 重要な権限の割り当て
  • レビュー待ちのリリースアップデート
  • 安全でないコミュニティ共有設定
  • 安全でないデフォルトの外部アクセスレベル
  • すべての外部ユーザーの共有ルール
  • ゲストユーザーとのパブリックグループとキュー

モバイルアプリで表示するレポートはハイライトで要件を掴む

ユーザーは、Salesforceモバイルアプリケーションでレポートの概要を把握できます。

レポートのハイライトには、平均金額、総計、小計、レコード数、数式列の結果など、最大8つの主要な指標の概要が表示されます。要約レポートとマトリックスレポートの場合、ユーザーは第1レベルのグループフィールドに基づいてグループの合計を表示することもできます。

Activity TimelineがiOS版モバイルアプリに登場

リード、商談、アカウント、および連絡先のアクティビティタイムラインがSalesforceモバイルアプリケーションで利用できるようになりました。

今までSalesforceの管理者はモバイルアプリのアクティビティを追跡するために、アクティビティ履歴ビューで関連リストを作成する必要があったので地味に嬉しい機能です。

まとめ

いかがでしたか?

今回はWinter’21でリリースされる機能についてまとめてみました。年3回のアップデートに置いていかれないようにしましょう!

また、Salesforceでお困りのことがあれば問い合わせからご連絡ください。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!